えっ!?プロテインは体臭がきつくなるの?プロテインのメリット・デメリットとは?とは

えっ!?プロテインは体臭がきつくなるの?プロテインのメリット・デメリットとは?とは

肉体改造の為にしばしば必要となるプロテイン製剤。メーカーによって様々な商品が発売されていますが、プロテイン自体本当に必要なのでしょうか?また副作用などは心配いらないのでしょうか?プロテインを使用する前に読んでおいて欲しい事柄をまとめました。

はじめに

男性にとって(もしくは女性)筋肉をつけてメリハリのあるボディを作るには、まず筋トレが浮かびますよね。激しく筋トレを行った後は、どこかが必ず筋肉痛になるのですが、それを次の筋肉につなげるためにはタンパク質や炭水化物などの栄養素が必要です。

たくさん食べられなかったりしたときには、プロテインで補給するという方法がありますが、気になるのは噂される数々の副作用です。どの薬も副作用があるように、薬ではないのですがプロテインにもメリットでデメリットがあります。

筋肉増強を目指してトレーニングしていると、日常の食事だけでは補えないことがありますよね。栄養バランスを考えて食事をしてもタンパク質は一日に体重×2(g)前後と言われています。

例えば体重60キロの方は1日に取るタンパク質の量は120gで、およそ540gの肉を摂取しなければいけません。スーパーの店頭に並ぶパック肉で言うと、山盛りひとパック以上がそれに相当します。おおくのアスリートは体重×3(g)もタンパク質が必要で、それだけの肉を一日かけて取るのですが、食べきれない場合もありますよね。

そんな時に効率よく吸収され、効果的に筋肉の増強を助ける働きをするのがたんぱくプロテインです。
現在ではタイプ別で様々な用途や目的に合わせて販売されていますが、粉末状のタンパク質は本当に安全なのでしょうか?多く摂取することで副作用などはないのでしょうか?そう言った疑問を解決して行きます。

プロテイン過剰で肝臓と腎臓に負担?!

プロテインの過剰摂取を続けると、腎臓や肝臓に障害が起きてしまいます。なぜでしょうか?それを紐解くには、まずはたんぱく質の代謝について知る必要があります。
プロテインは英語でたんぱく質のことを指します。今日私たちがサプリメントとして利用しているプロテインもその大半がたんぱく質です。

そのため、このプロテインが体の中に入ってくると、お肉やお魚のプロテインと同じように消化吸収されて利用されます。
たんぱく質は全て、たった20種類のアミノ酸がいくつも結合して作られています。たんぱく質を口から摂取すると胃、十二指腸で少しずつ細切れに分解され、小腸でペプチターゼという消化酵素によってアミノ酸に分解されて小腸の絨毛突起から毛細血管へと入り、各器官へ送られて利用されます。

もしも過剰な量のたんぱく質を摂取すると、そのたんぱく質が分解されたアミノ酸は肝臓へと向かいます。
肝臓は「アミノ酸プール」とも呼ばれており、余ったアミノ酸を貯蔵する「倉庫」の役割と、必要な時に必要なアミノ酸を結合させて必要な型にして必要な場所へ出荷する「工場」の役割があります。

さらに、「倉庫」である肝臓も貯蔵量に限界があるため、上限以上の余分なアミノ酸は肝臓自身がさらに細かくして体外へ排出するのですが、アミノ酸を分解すると人体に有毒なアンモニアが発生します。

肝臓には体内に入った有害な成分を分解する働きもありますから、アンモニアも肝臓が分解して尿素にして腎臓から尿中へ排出されます。肝臓は1つの臓器でたくさんの働きがあることがお分かりいただけたでしょうか。

もしもプロテインを大量に摂取すれば、肝臓は大量のたんぱく質代謝を一気に受け持たなくてはなりません。
当然、肝臓の貯蔵量の上限を超えてアミノ酸プールが溢れてしまいますから、その余分なものを全て分解して解毒しなくてはいけません。しかも、この作業を通常の工場として生体維持に必要な成分を合成して各臓器へ送り出す働きなど、他の働きもやりながら行わなくてはいけないのです。
これでは肝臓が働きすぎで疲れてしまいますよね。

こうして肝臓が疲れてしまうと肝臓の病気(肝臓がん、肝炎など)へのリスクは高まります。また、工場としての働きも遅延してしまいますから、体にとって大切なアミノ酸を合成する速さはゆっくりになります。

すると、例えば肝臓でアミノ酸から作られる免疫グロブリンが不足して免疫力が低下したり、血液凝固をするために使われるフィブリノーゲンが不足して血が止まりにくくなってしまいます。
さらに、腎臓もプロテインの過剰摂取によってダメージを受けます。腎臓は血液を濾して体内に必要なものとそうでないものを選り分けて、不必要なものを尿として排出する働きがあります。

そのため、腎臓は糸球体というザルのようなものがいくつも集まってできています。プロテインの過剰摂取によって肝臓から大量に尿素が送られてくると、腎臓はこの大量な尿素を糸球体で濾さなくではいけません。
ザルにたくさんのものを流したら、目が詰まったり、破れたりしますよね。同じようなことが腎臓にも起こります。濾す能力がどんどん低下してしまい、最悪の場合はじん臓病(腎炎、腎不全など)へと移行してしまいます。

こうしたことを防ぐためには、まずできるだけ食事からタンパク質や炭水化物などをとり、足りない分だけをプロテインで補給することです。パッケージに書かれた規定量は守るようにしましょう。さらに毎日多量のプロテインを飲まないようにしましょう。筋トレ中はアルコールを多量に摂るのも、肝臓の負担になりますので気をつけましょう。自身の体調管理こそが良い筋肉を作るのです。

プロテインの副作用でかゆみ

プロテインを飲んでいて副作用でかゆみが起こるというのは、もっとも多いのではないでしょうか。プロテインにはアレルギー物質にもなる乳由来のものや、大豆由来のものがメインで入っています。結局それがメインのタンパク質になるのですが、大量に摂取するとひどい方では、湿疹がでたり赤くなったりします。

中にはプロテインの効果を倍増させたくて、違ったメーカーのものを混ぜ合わせたりする方もあると思います。その場合はどうして良くないのでしょう。メーカーでは自社の製品のみを使用した時のデータ―で安全性を謳っています。他社のメーカーや、同じメーカーでも種類を変えて混ぜたりすると、同じ成分が重なってしまい、メーカーが想定している適量を超えてしまうことがあるからです。

混ぜ合わせても何ともない方もおられますが、むしろ表面に症状がでないほうが心配になります。もしかすると内蔵にも負担が来ているかもしれませんので、メーカーの推奨する方法で試された方が、健康の為には良いでしょう。

かゆみに関しては、皮膚症状が起きているので、タンパク質が過剰になって肝臓で分解できず、余剰分が皮脂となりかゆみをもたらしているかもしれません。アレルギー反応も皮膚のかゆみをもたらすと述べましたが、乳由来や大豆由来のほかに、多くの添加物がアレルギーを引き起こしている可能性もあります。

乳由来や大豆由来など栄養豊富なプロテインは格好の生き物の餌になります。これやカビを防ぐために添加物も入っているのですが、人によっては一度にたくさん摂取するとアレルギー症状を起こすこともあります。

プロテインの副作用で頭痛がする

プロテインを飲んで頭痛がするという噂もありますが、これは本当でしょうか?プロテインを摂取してというより、おそらくハードにトレーニングをしたための「労作性頭痛」ではないでしょうか?

労作性頭痛はなにもしないのに起きることはなく、重いものをもったとか、激しい運動をした時などに起こります。
症状は片頭痛のように脈を打つタイプではなく、全体がぼーっとするような痛みが数十分おこります。長い時は1時間程度でも戻らない時もあります。

この原因は、脳血管が運動によって急激に拡張して血流がよくなりすぎることからおこるようですが、本当の原因はまだわかっていません。

プロテインの副作用には体臭や抜け毛も

プロテインを飲むと体臭がきつくなるとか、抜け毛まであるという話がありますが、本当なのでしょうか?プロテインはどんな成分で成り立っているのでしょうか?一般にはホエイタンパク質といって牛乳からとれるタンパク質からなります。

ホエイは牛乳成分の中でも脂肪分を抜いたとても吸収しやすい濃度の高い成分です。でもこれが体臭の原因になってしまうようです。
一般的に乳製品やジャンクフード、肉類などは消化するのに時間がかかり体内にいる時間が長くなるため、体臭になるといわれています。

バターやチーズなどの乳製品は脂肪を含むため、吸収する際に小腸の絨毛にひっかって詰まりやすく、それが停滞して腐敗すると体臭の原因になるそうです。タンパク質をとれば、自ずと食べたものから匂いがでてしまうようです。
抜け毛の方は、脂肪分が頭皮に詰まってしまうことから抜け毛になりやすいそうです。いずれにしても脂肪分をカットする食事を中心にしながら、プロテインを補う方が体臭はかなり抑えられそうです。

プロテインを飲むと身長が伸びないという噂

筋肉を強化するような場合、色んな情報が飛び交います。その中でも有名なのが、「プロテインを摂取すると身長が伸びなくなる」というものです。
まずがヒトが成長する仕組みについておさらいしてみましょう。

まず、脳下垂体から成長ホルモンが分泌され、筋肉や肝臓へと作用します。肝臓ではそれによってで成長因子であるソマトメジン-C(IGF-I)が作られ、これが骨の軟骨細胞に作用して骨が作られます。こうしたサイクルから子供は身長が伸びて成長していくのです。

なので背が伸びるには成長ホルモンの分泌とストレスのない生活と栄養が必要になります。もしプロテインを使っていて、夜ふかしが多く、筋トレ自体もかなりのストレスがかかる状態でしたら、ひょっとすると身長が伸び悩むのかもしれません。

または、肝臓で分泌されるソマトメジン-C(IGF-I)という成長因子が、肝臓の働きが悪いために分泌されにくくなって、身長が伸びないのかもしれません。これは全て憶測ですが、考えられるのはこの様なことからかもしれません。

激しい筋トレをする場合は、それだけ本人が感じていない肉体的なストレスもかかっています。できるだけ夜の22〜2時の間のゴールタイムは就寝してホルモンをたっぷりだすようにしましょう。この時間は特にホルモンの分泌がしやすいそうです。特にお子さんの場合はこれは守ってトレーニングされた方がよいでしょう。

子供の場合のプロテインによる副作用

近年は小さな頃からアスリート並の練習をして、全国や世界で活躍する小・中学生のスポーツ選手がたくさんおられますね。どうしても試合に勝たなくてはいけない場合、日々の筋トレなども必要です。

しかしまだ成長途中の子供に、激しすぎる練習を長時間強いるのは、故障の原因にもなるし疲労骨折なども起きやすくなります。子供の骨はその先に軟骨細胞を含む骨端線があります。ここから、骨が伸びて体が大きくなっていくといわれています。

もしもこの成長の起点である骨端線に激しい運動によって負荷をかけると、それが成長の妨げになってしまう可能性があります。
ご家庭では普段から栄養の豊富な食事を摂らせていらっしゃると思いますが、どうしても不足しがちな場合や一度に食べられない場合は、プロテインで補うというのも一つです。

でも基本的には必要になる程筋肉をつける場面はセミプロ並の選手くらいなのではないでしょうか。
上記でも述べたようにプロテインは大人でも過剰に摂取すると、たちまち肝臓が悲鳴をあげてしまいます。

ですから子供にはプロテインを飲ませる場合は、ジュニアプロテインやごくごく少量の補給で済ませるようにして下さい。子供にもしっかりと説明をして、理解できない場合はそこだけは管理してあげると安心です。

子供の場合、プロテイン摂取で副作用がでるのは理解不足による飲み過ぎで、肝臓に負担をかけてしまうことや、カロリーオーバーになり太ってしまうことです。あとは脂質が多くなり、にきびが増えてしまうこともあります。

またプロテインには添加物がたくさん入っていますから、余分に添加物を摂る事で身体にぶつぶつができたり、少量ずつですが体に溜まっていってしまうと言った心配もあります。
子供に関してのプロテイン摂取は、今のお子さんの状態で本当に必要なのか?副作用を考えても摂取したほうがよいのかを、保護者の方や指導者の方がしっかりと検討された方がよろしいかと思います。

プロテインを飲んだら太るの?

プロテインを飲むと、すぐ筋肉がつくと思われがちですが、そのような効果はプロテインにはありません。あくまで食事でとれなかったタンパク質やその他の栄養素を補うためのサプリメントと考えて下さい。

プロテインの成分は高タンパク、低脂肪でカロリーは抑えめにしてあります。プロテインだけを摂取した場合は、飲み過ぎて太ってしまうといったことはありますが、適量をのむくらいなら太らないようになっています。ではどうして太ってしまうのでしょうか?

今プロテインを飲んでおられる方は、プロテインを飲む前後のご自分の食事を考えてみて下さい。どのようなメニューでしたか?もしかするとカロリーがオーバーなものがありませんか?または高タンパクだけれど高脂肪のものはありませんか?アルコールは飲まれましたか?
このようにプロテインだけを飲むのではなく、普段の食事内容を気をつけてプロテインを飲まれた方が効果的だと思います。

鍛える時は徹底的に生活環境も見直すと、健康的に肉体改造ができます。早めに効果をあげたい時は、一時は我慢をして食生活の改善と睡眠をしっかりとるほうが好ましいです。
体重が気になる場合は、プロテインのタンパク質の成分がホエイ(乳清)由来より、ソイ(大豆)由来のものを選ぶと動物性のタンパク質(ホエイなど)を選ぶより、体重は増えません。その代わり筋肉のつきはホエイの方が高いです。

プロテインダイエット

巷で流行っていた「プロテインダイエット」はこれを飲んだからといって、勝手に筋肉に代わり痩せるという魔法の粉ではありません。これを飲むことによって食事に置き換えてしまい、ダイエットを行うといったものです。

ということは自然とプロテインダイエットは、カロリーを抑えるために食事の量を減らすために飲んだり、食事をプロテインで済ませてしまって、空腹や栄養不足を補う感じです。よって食事を3食摂り、カロリーもいつも通りでいて、このプロテインを飲んだから痩せることは絶対にないことがわかりますよね。

実際にダイエットとして取り入れる場合は、急激に痩せることは控えましょう。例えば体重60kgの方ならい1ヶ月に3kgまで、体重50kgの方ならい1ヶ月に2.5kgまでと、1ヶ月あたり体重の約5%程度までの減量に抑えるのがベストです。

それ以上に痩せすぎてしまうと、ヒトの体は「飢餓」モードへ切り替わるため、できるだけ食べ物から栄養を蓄えようとしだしたり、満腹中枢にも変化が見られ、いくら食べても満腹に感じなくなり、結果的に太りやすい体質になってしまいます。

プロテインのおすすめ商品と飲み方

SAVAS(ザバス)

様々なメーカーが出しているプロテインですが、このSAVASは飲みやすいため続けやすいという声が多い人気商品です。ラインナップが豊富なので、その人その人の目的に応じた成分を配合したものを選びやすいという魅力もあるようです。さらに、有名企業が製造販売しているため、衛生管理や原材料の品質管理に信頼できるという点もポイントが高いですよね。

DNS

こちらはなんとプロのアスリートがもっと飲みやすく、より品質が良く、なおかつあまりにも高額ではない適正な価格でという考えのもとに開発された商品です。非常に味の種類が豊富なので続けやすく、溶けやすいので作りやすいという声が多いようです。

ウイダー

プロのアスリート選手のサポートも行なっている信頼できるブランドとして名高いウイダーからもプロテインが発売されています。プロテインといえば通常は粉末状のものを溶かして飲むのが主流ですが、こちらの魅力は通常の粉末状のもの以外にもバータイプのものやゼリードリンクもあり、コンビニや薬局で簡単に入手できます。

プロテインの効果をより高める 酵素処理ルチン(EMR)を含んだ商品や、独自の「トライアングル理論」によって、スタミナづくり、からだづくり、コンディションづくりをトータルでサポートしてくれる商品を研究し販売しています。

プロテインの飲み方

プロテインの飲み方ですが、メーカーがおすすめしているのは、朝食にはプロテインを不足している分だけとり、トレーニング直後のリカバリーを狙ってとり、お休み1時間前に摂取して、寝ている間に成長ホルモンが分泌されて筋肉が作られるようにするのが良いそうです。

朝食時は寝ている間に使われてしまったタンパク質などを補うために、朝に摂取するそうです。トレーニングしない日でも、トレーニングで失ったタンパク質を補う形なので、2〜3日は飲んでおいたほうが良いそうです。

最後に

プロテインに関しての色々な副作用についてはいかがでしたでしょうか?体作りはまず栄養から学んだ方がすっと頭に入ってきます。難しくはないので、日常の食事に補給する形で考えたら、わりと取り入れやすいと思います。

栄養補給にかかせないプロテインですが、これを飲んだだけで筋肉がつくと思ってた方もおられます。プロテインの組成や特質などをよく吟味して、ご自分の体調と体質にあったプロテインをみつけて使用されますように!

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